Sir-techがアポーンするのはけしからん
かの呪われし男の電子的記録媒体にはくだらん文書が
ダラダラと書きつづられていた。
なんか頭のおかしな管理人の独白pageっぽ
いですが。
警告:
このpageは半分冗談、半分狂気で書かれています。
なお、国産CRPGもどきの愛好家の方がこのpageを読まれると
非常に気分を害する恐れがあります。
CHAPTER 1:どうしてWIZARDRYは普及しないのか
マニアック過ぎるからだと言われりゃそれで終りだけどね。
1-1:糞尿CRPGもどきの波及効果
WizardryとUltimaはAppleIIという世界で最初に普及した家庭用汎用電子計算
機(最初に発売されたのはAltair)上で発売されるやいなや、
Computer-Role-Playing-Gameの代名詞的存在とも言える程に当時から計算機を
いじくっているような層には普及しました。
最近のガキはFF後期作品とポケモンしかしらぬのに
RPGという術語を乱用しますが、まあ時代の流れですかねえ。私もテー
ブルトーク好きの面々からすれば「電源系ゲームの厨房
がぁ!ISAバスで手ぇ切って死ねや!」と怒られる立場です。
(本格的なテーブルトークなんてルールが難解で貴族みたいな人しか遊べません
し、本当に面白くするにはゲームマスターの洞察力や教養の高さが必要です)
以前、馬鹿なゲーム雑誌がゲームのジャンルとして
「RPGゲーム」という意味不明な言葉の使い方をしていました。ゲーム
に点数つけて偉そうに説教たれる前に「ろーるぷれいんぐげーむ・ゲーム」な
る言葉について彼等は一度でも考察したことがあるのでしょうかね。いや、な
いでしょ。上から指示されるがままに何も考えずに編集マシンと化しているだ
けでしょうなあ。ゲラゲラ。
RPGはRole-Playing-Gameのabbreviationの筈ですが何か。と、すると
RPGゲームとかいうジャンルがあると仮定するとRole-Playing-Game-GAMEって
いう文盲っぽい単語が出来上がることになりますが。
そういうカテゴリにぶちこまれている作品の中身たるや
「移動画面はUltima、戦闘システムの根幹はWIZARDRY、読書不足の小中学生の感性を程良く揺
さぶるエセ西洋風へたれファンタジーなテキストコンテンツ」
という糞尿並の代物が非常に多いような気がするのですが。
ファミコン時代の作品中には意欲的に制作者がオリジナリティを追求したものもありましたけどね。
いや、過激な事ぬかす管理人も小学校の頃は糞尿を楽しんでました。
1-2:どのように糞尿はまかれたか
上記のような状況を作った原因は国産の消費者ゲーム機市場における圧倒的な
「ドラゴンクエスト ロト三部作」と
「ファイナルファンタジー中期(
4,5,6)、後期作品」
の寡占とそれに伴う経済と文化的な効果にあると思います。
ドラゴンクエストとファイナルファンタジー作品群の恐ろしいところは、
GAMEそのものの面白さでなくて、派生物の文化的効果です。
私、damnedもはずかしながら小学生の頃に「ガンガン」というオタクソ漫画雑誌を買ったことが
あります。あーはずかし。
どうしてDQは123のロト三部作でFFは中期4,5,6以降に限定されるかと申しますと、
DQは4以降影響力が低下し、
ファミコン時代のFFはマニアの為のゲームだったからです。
これらのゲームはそこそこに面白い上に非常にとっつきやすく、
また戦後教育と手塚治虫の影響を受けた漫画やアニメで培養された
平均的日本人の小、中学生の脳髄にフィットする内容でした。
そのため、(法的に)大人になっても
- 「奴楽絵の世界 == 中世における西洋」
- 「えふえふの世界 == ファンタジーの世界」
というドキュソな解釈をなされる方が非常に多くて笑ってしまいます。
私的な解釈では奴楽絵は紛れもなく村落日本だと思います。
魔法使っても異教徒扱いされないし、火あぶりにされないし。
町人の対応や教会の神父の台詞一つ一つをとっても奴楽絵の
大ヒットは堀井雄二氏の西洋を無理なく戦後のpop日本文化に
ゴチャ混ぜする技術と感性の賜であると言えましょう。
そして「えふえふの世界 == ファンタジーの世界」という誤認ですが、
これ、全くの間違いではありません。
えふえふの世界はファンタジーの世界のあくまで部分集合(subset)でしょう。
人はそれぞれ多種多様な妄想や幻想を抱えているわけです
から、
たとえ宗教的な世界観や民族の伝統などに基づいていないひとりよがりの
....(中略)....
商業臭いファンタジーでもファンタジーだと宣われれば認めざるを得ません。
だが、あくまでファンタジーの部分集合(subset)です。
FF信者の皆様、
変なオタク小説とかキャラクタ同人誌とか買って商業の奴隷にならずに
「ディズニー死ね死ねメリケン人の馬鹿がゴラァ」なトールキン教授の著作でも読んで下さい。
最近、スクエアとディズニーが同盟を組んだらしいですね。いけませんねえ。
damnedの大嫌いな会社が手を組んじゃったよ。
関係ありませんがEAスクエアとかいって早く分離して欲しいです。
バッチィ感じ。
さてと、そろそろ閲覧者の方々から
「何故、WIZのpageなのに奴楽餌や
エフエフの事が記述してあるんじゃゴラァ!!」という
BATTLECRYが聞こえてきそうですな。
そう、あまりにCRPGもどきに馴れすぎたり、
文化的に傾倒しすぎると奴楽餌やエフエフのオマージュ
(パクリという表現は可哀想)の元となった
WIZARDRYやULTIMA、Might and MagicやTHE BARD's TALEなどの
AppleII時代から存在する重量級のメリケンCRPGの
文化的背景が解らなくなるからです。
もっとも奴楽餌やら「えふえふ」の類はまだいいんじゃないでしょうかね。
奴楽餌やFFの文化的な影響をモロに受けた読書量の少ない
オタクチックな商業CRPGもどき
(よくある美少年が主人公のわんぱたーんで感動的なオハナシのやつ)
ばかりをやっているよーな人が
WIZやUltimaをやっても絶対に理解不能です。
特に標準的な日本人がUltima後期作品をやる際は糞分厚い設定資料やマニュアルを
丹念に読んでやっと世界観がわかるくらいですから、美少年CRPGもどき愛好者が
Ultima後期作品に手を出しても世界観が掴めないし、不親切設計ですから
何をすればいいのか解らず途方にくれてしまうことでしょう。
何もしなくても(ゲームの展開を進めなくても)
世界を楽しめるのがUltima後期作品だと思いますが。
(ここではゲームバランスについてこれないという
意ではなく、文化的に理解不能という意図でついてこれないということです。
バランス上の敷居の高さは馴れの問題でしょう。)
もっともUltima1,2,3あたりならばロードブリティシュが悪ノリで
構築したハチャメチャな世界なので大丈夫かもしれませんが。
ultimaは4以降の妙に宗教チックな
世界観と7以降の文化的な密度の濃さが好きです。
9は庶民的になり過ぎて嫌でした。
あー、なんか偉そうな事を次々とまくしたてていると今度はこんなbattlecryが聞こ
えてきそうです。
「日本人なら日本のCRPGで遊べやゴラァ!
死ね売国奴のdamned!」
普段から自由とか人権とかを口にするのが大好きな人程、
どうでもいい状況で売国奴という言葉を使うよなあ(笑)
厳密に言うと私は重量級メリケンCRPGがメリケン人によって作られたから
好きな訳ではありません。メリケン政府むかつくし。
(
関係ないですが日本の役人は個人個人は優秀だと思います。
が、日本政府全体となるとなんだか狂気と盲目と麻痺と沈黙を
一度に食らってdecapitateされる寸前の低レベル侍みたいですな。)
私が重量級CRPGを大好きなの最大の理由は種々の駆け引きに頭を使い、
血と精液の匂がプンプンする冒険をするのだと考えると脳内快感物質が
沢山出るからです。あくまで冒険は血生臭い冒険でないと。
そして日本のCRPGをあまりやらないのは、PC-8801やPC-9801、
FM-TOWNSやX68000の黄金期に
汎用電子計算機を所持していなかったのが原因かもしれません。
昔は日本のパソコンゲームは今と違ってレベルが高かったのです。
しかし、厳密に日本の文化を土台にして作られた本格的な
「役割演技電子的遊戯」を遊んだことは実はあまりありません。
「伊忍道」とかファミコン版「ゲゲゲの鬼太郎2」なんかは背景となった文化
が純日本だと稚拙なdamnedは考えるのですが......
本当は日本オリジナルの
文化なんてあまりないのかもしれませんねえ。昔から日本人はコピペ的
オマージュの達人ですから。どーでも良いが、
昔、白黒マッキントッシュで出ていた「サムライメック」がやりたい。
もっとも皇紀2662年(聖グレゴリオ歴2002年)現在では日本製のCRPGは
新規には作られてはいないようです。
「...もどき」は量産されつづけていますが。
1-3:CRPG全体の危機
さてと、少し冗長だったかもしれません。この糞webpageの阿呆制作者が
上記の駄文で言いたかったことは
「あれらはまがいものでおじゃる。たのむから本物で
遊んでたもれ」
って事です。マニアの皆様には退屈だったと思います。
中期以降FF信者の方々はさぞお怒りでしょう(笑)。
さらにこんな事も言われそうです。
「おめーの趣味を押し付けんじゃねーよ!馬鹿damned!!」
しかし、これには訳があります。
何でワザワザこんな駄文を弄したかと申しますと、WIZARDRYを世に出した
Sir-techが閉鎖されることにショックを受けたからです。
Ultimaも9で打ちどめだしねー。
UOもなんか庶民的になりすぎてつまらん。
このまま行くと市場原理から本格的CRPGは商業ベースのコンピュータ
ゲームから消え去る可能性が非常に高いんじゃないだろうかと最近思ったからです。
市場規模がでかくなった(必要以上にでかくなりすぎた)
ゲエム業界というのは非常に冷酷でして、
流行らないもの、大衆受けしないもの、メディアの賛同を得られない
コンピュータゲームは潰されていきます。
へっぽこ家電屋のソニーがGAMEを熟知している筈の花札屋、任天堂に勝つこと
自体、変です。
まあCRPGに限ったことでなく、コンピュータ・ゲーム産業自体が
糞尿メディア産業になりつつあるような気がしますが。
- こむぴうたあGAME産業の肥大化
- ますめでぃあのユーザや業界に対する支配
- 広告費だしまくり糞尿ゲームしか雑誌に評価されない
- ユーザー自身がゲームを評価して買うのではなく、前評判システムが確立
- 無難な中身のものしか開発されなくなる
- ユーザーのプレイヤー意識がさらに低下
- Computer Gameの糞尿medium化が促進
そう、糞尿媒体垂れ流し業界ではSir-techは生き残れなかったのでしょう。
いやーSir-techも糞なもん作ってますけどね。
Druidとか。もっともDruidはオトコ過ぎる内容のマルチメディアコンテンツで
したが(藁)
まあSir-techの場合、CDSと8の間にインターバルを置きすぎたのでしょう。
しかし、スクエアやコナミ(私はかなり嫌い)が潰れないでSir-techが閉鎖されるの
は噴懣やるかたなしですな。
Sir-techの偉いところはWIZ8の保守やサポートをちゃんと続けるところです。
もっとも、日本のゲーム会社みたいに全部消えてなくなるのではなくて、
WIZの権利関係は残すみたいですが。
社長のNorm氏は創業以来休み無しだったのでゆっくり家族旅行に出たいそうです。
さてと、話が変な方向にそれましたが
コンピュータ・ゲームのようであってただの糞尿マルチ媒体を垂れ流す企業が栄えて、
コンピュータ・ゲームの理想を追求する会社が
アポーンするのはおかしな事態だとは思いませんか?
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