Chapter 3 The Adventure Begins[冒険の始まり]

3.1 MOVING & MAPPING[移動と地図作成]

さて、-X(Exit)-コマンドを実行した時から君は本当にMight and Magicの世界へ足を踏み入れてしまったわけだ。

画面には現在、位置している場所からの三次元的な眺めと、実行可能なコマンドの一覧、軍団内における行軍の順番に表示されているキャラクタの一覧が表示されている。

(キャラクタの名前の隣に表示される"*"はキャラクタがgood [良好]以外の状態であることを指し示している。)

冒険者軍団の視点から世界を眺めることとなるので、君は軍団の構成員達を直接おめにかけることはない。[かなり意訳]

宿の内部にて扉の方角を向きながら冒険は始まる。後ろを振り返って宿泊手続きをするなり、単純に前に進んで宿の外にでるなりするがよい。

冒険者軍団を移動させるには以下のキーを用いる。

(UP ARROW) or RETURN Move forward 上向き矢印[↑]もしくはリターンで前進
(DOWN ARROW) or / Move back 下向き矢印[↓]もしくはスラッシュで後退
(LEFT ARROW) Turn left 左向き矢印[←] 左を向く
(RIGHT ARROW) Turn right 右向き矢印[→] 右を向く

前進や後退に相当するキーを打鍵すると軍団全体が正方形上の一マスを前方/ 後方に移動する。

左向き矢印や右向き矢印を押せば軍団全体が90度ばかりその方向に回転する。

施錠されていない扉は軍団が前進して通り抜けようとすれば自動的に開く。
しかし施錠されている扉の場合にはUNLOCK[解錠]するなり扉をBASH[蹴破る]なりのコマンドを実行するか、又は扉の奥に回り込んで到達する道を発見するなりして対処しなければならない。

(注意:多くの施錠されている扉には罠が仕掛けられており、UNLOCKやBASHの実行時に作動する可能性がある。)

壁や山などの障害物に衝突すればメッセージが表示される。(例えばSOLID[開口部のない壁だよ!],IMPASSABLE[通り抜け不可能],などなど.....)これらのメッセージは隠し通路を見付けたり暗闇[いわゆるダークゾーン]の中を行軍するのに便利である。

君は今、魔法と危険に満ちた世界に居るのだという事を今一度記憶にとどめておくべきだな.....この世界では全てが視覚によって感知した通りだとは限らないのだ。

[訳注:意図的に構造を崩しました。]

扉が君の後方で突然施錠されるかもしれず、崖崩れが山道を塞ぐかもしれない。
突破するのに君の空間認知力を駆使することを要求されるような魔法で暗闇にされている場所があるかもしれない。
ある特定のマスに侵入した途端に途方もない距離を飛び越えて地図作成をしていない場所に移動させられるかもしれない。

� そして勿論のことながら、どんなマスに於いても怪物に遭遇したり財宝を発見したりする可能性がある。

3.1.1 Tips on Mapping [マッピングのコツ]

提供されている空の地図を複写して使え。[空地図はそれぞれ細かい点で縦16マス、横16マスで格子状になっている。壁やその他の障害を表すには点と点を結ぶ。通路を示すには点と点を結ばれていない状態のままにしておく。
三次元の画面部分には常に君の冒険者軍団が見ている前方が映し出されていることを忘れるな! 手始めに、新たなる正方形のマス目に侵入するたびごとに三次元の視点から見ることができる桝目の情報を書き込め。
方角に関して混乱をきたすようであるなら、冒険者軍団が左を向いたり右を向いたりする毎に、君も地図を回転させればいい。軍団が左方向に90度回転したならば、君は地図を90度右に回転させればいい。もう一度方向転換をする前に画面に表示された通路の様子を地図に書き込むことだ。
施錠された扉、隠し通路、暗き領域[ダークゾーン]、特に野外でみられがちな特別な効果のある場所、メッセージなどを書き込め。
邪龍の巣などのように確実に怪物どもと遭遇する場所を書き込め。ただし、怪物どもと遭遇して宝箱が出現する場所ならどこでも書き込めばいいわけではない。偶然性に基づく遭遇の場合は他の場所で起こりうるわけである。
冒険者軍団の位置する正確な座標については、魔術士系呪文のLocationを参照のこと。

3.2 GAME COMMANDS WHILE MARCHING [行軍に際してのゲームコマンド]

冒険者軍団が三次元視点で世界を移動する際に、画面の右端に表示されているコマンド群を実行することが可能だ。実行のするのに必要なキー操作はコマンドの左に表示されている。

"#"の記号が表示された時には特定のキャラクタを指定すべき状況であるから、画面の底部にあるキャラクタ一覧をみて"CHARACTER NUMBER"を打鍵すること。

FORWARD Up arrow[上矢印] or RET[リターン] 軍団全体を一マス分前進させる。
BACK Down arrow[下矢印] or /[スラッシュ]�軍団全体を向きはそのままで一マスぶん後退させる。
LEFT Left arrow[左矢印] 軍団全体を左90度回転させる。
RIGHT Right arrow[右矢印] 軍団全体を右90度回転させる。
ORDER "O"キー冒険者軍団の隊列順序を編成する。キャラクタ一覧は古い行軍の隊列順序をしめしている。画面の下方に古い隊列順序の番号を用いて新しい隊列順序を決定するよう促すプロンプトが表示されるのでそれに従って入力していけばいい。

例:

NEW 1 2 3 4 5 6

OLD 3 5 6 2 1 4

この入力例では以前の隊列順序が三番目だったキャラクタが先頭から一番目に移動することとなる。

このコマンド操作を中断するには最後のキャラクタの番号を入力する前にESC[エスケープ]を押せばいい。
PROTECT "P"キー

軍団全員に対して効果を発揮している魔法の呪文を表示する。ちなみに "Light"の呪文の場合には現在の残存している光の単位数も表示する。

闇の領域に一マス踏み入れるたびに自動的に光が一単位消費される。 [ここは物凄い意訳をしています。]

�
REST "R"キー

軍団が現在位置しているマス目で朝まで休憩する。休憩は特別な健康状態でなければ全てのキャラクタのHPとMPを完全に回復する。
休憩は各キャラクタの食糧供給源から1食糧単位ずつ必要とし、さらにそれを消費する。全ての防護呪文の効果は休憩の間に消えてしまうので、起きたら再び詠唱しなければならない。
冒険者の軍団は休憩中に怪物どもと遭遇するかも知れない。その場合、軍団の構成員の幾人かは惰眠をむさぼったまま戦闘に突入することとなる。
軍団が位置している領域がとても危険度の高い場所なら、そのマス目で休憩することはまかり通らない。
SEARCH "S"キー

軍団が位置しているマス目に隠されているアイテムや財宝を捜し出す。
怪物どもを掃討した後は必ず遭遇のあったマス目を離れる前にこの"SEARCH"コマンドを実行すべきだ。
が、しかし必ずしも戦闘の直後に捜索をする必要はない。傷を回復するなり休憩するなりをしてからでも構わない。
BASH "B"キー

施錠された扉を強打して押し倒すことを試みる。成功すれば扉の向うに一歩前進する。失敗すれば扉は開かないままで、前進もできない。
どちらの場合にせよ施錠された扉を強打すれば罠が発動する可能性がある。
UNLOCK "U"キー

キャラクタ一人に施錠された扉をピッキングさせる。実質的な成功の可能性があるのは"robber"のみである。
成功すれば扉は開錠され、いかなる罠も解除されるので軍団は前進することが可能となる。
失敗すれば扉は施錠されたままで、さらに仕掛けられていた罠が発動する場合がある。
失敗してももう一度ピッキングを試みることができるが、続いて失敗し続けると罠が発動する可能性も高まる。
QUICKREF "Q"キー

軍団の全ての構成員のHP,SP,AC,健康状態などの総覧を表示する。
構成員各自に対応するCHARACTER NUMBERを押すことによりキャラクタの個人分析表を閲覧することが可能だ。
三次元視点の画面に戻りたい時はESCを押す。
VIEW CHAR "#" [1-6までの対応する数字]

キャラクタの個人分析表を表示する。[キャラクタ個人分析表の詳細については第二章を参照のこと]キャラクタ個人分析表の底部には冒険の最中にしか実行できないオプションコマンドがある。

訳注： "選択コマンドの項目"とか"コマンド選択肢"などの方が訳としてはいいような気がしたが、普通のゲーマーにとってはオプションコマンドの方がいいような気がしたのでこれを採用した。
Cast ("C"を押す)

キャラクタが該当するレベルの呪文を詠唱することが出来、なおかつ必要なSPとGEMがある場合に、非戦闘用の呪文を詠唱する。
プロンプトが呪文のレベルと番号を訊いてくる、必要ならば他の情報も入力しなければならない。
呪文の詳細については補遺Bを参照のこと。
Discard ("D"を押す)

キャラクタのバックパックからアイテムを永久に捨て去る。画面上のプロンプトの指示に従うこと。
Equip ("E"を押す)

アイテムを一つキャラクタのバックパックから装備品のリストに移す、ただし装備可能だったり使用可能なもののみである。
如何なる時でも装備可能なアイテムの数は最大で6つまでである。すべてのアイテムが使用に際して装備の必要がある訳ではない。
(すなわちポーションなんかはバックパックにおいてあっても使用可能だということだ。)
鎧やその他の衣服、武器、盾などは装備していなければ使用することの出来ないものに含まれる。
装備の制限は論理的な法則に従っている。一人のキャラクタは一度に一着しか鎧を装備することができない、片手持ちの近距離武器ひとつと投射武器一つは同時に装備することが可能、両方の手で持つ近距離武器を装備している時は盾を装備することができない....などなど。

注:キャラクタが防具を装備すればACに影響があります。
Gather ("G"を押す)

他の軍団の構成員のGOLD、GEM、食糧をすべて当該のキャラクタのもとに集める。ただし単一のキャラクタが運搬可能な最大量まで。
Remove ("P"を押す)

装備品のリストからバックパックにアイテムを移す。ただし、キャラクタのバックパックに空きがなければならない。画面上のプロンプトの指示に従うこと。
Share ("S"を押す)

冒険者軍団の所持している全てのGEM,GOLD,食糧を構成員に平等に分配する。
Trade ("T"を押す)

一定量のGEM,GOLD,食糧,特定のアイテムを VIEW CHARで閲覧しているキャラクタから他のキャラクタへ移す。画面上のプロンプトの指示に従うこと。
USE ("U"を押す)

特別な力を有したアイテムを使用する。アイテムによっては使用に際して装備することが必要となるものとそうでないものがある。画面上のプロンプトの指示に従うこと。
もし、アイテムが使用回数制限のある代物ならば、魔法の呪文にてその残存充填量を明らかにすることが可能だ。
呪文に関しての詳細は補遺Bを参照のこと。
VOLUME ("V"を押す)

ゲーム中の効果音を"on"もしくは"off"にする。このコマンドはリストに表示されない。

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